#author("2022-05-08T17:45:52+09:00;2022-05-08T07:18:06+09:00","","")
#author("2024-02-08T19:33:40+09:00;2023-06-09T00:34:22+09:00","","")
RIGHT:'''The Sling 'Giant-killing''''

[[アーティファクト]]

** ★スリング『ジャイアント・キリング』 (x3) (0.80turn) (+40,+13) [#ob80d3ad]
    +4の修正: 器用さ
    対: 巨人
    可視透明, 祝福
    発動: 士気高揚 : 30+d30 ターン毎
    レベル 20, 希少度 15, 1.0 kg, $30000


** 雑感 [#ee670802]
[[高命中>アーティファクト/ロング・ボウ『与一の弓』]][[シリーズ>アーティファクト/名射手ウィリアム・テルのライト・クロスボウ]]のスリングバージョン。~
ジャイアントキリングとは格下が格上の相手を打ち倒すことを意味する英語。~
言葉の由来は「巨人殺しのジャック」という18世紀頃にイギリスで出版された御伽噺が出典という説が濃厚。~

しかし、このアーティファクト自体は旧約聖書に登場するダビデのエピソードの方が出典だろう。~
当時のイスラエルはペリシテと戦争中であり、敵軍には身長約3mの巨人ゴリアテがいた。(ゴリアテは[[ゴライアス>モンスター/蜘蛛/蜘蛛地獄『ゴライアス』]]とも呼ばれる)。~
ゴリアテは負けたほうが勝ったほうの奴隷になる一騎討ちをイスラエル軍に要求した。しかし、巨人ゴリアテに恐れをなしたイスラエル軍に名乗り出るものはいなかった。~
羊飼いでしかなかったダビデがこれに挑み、勝利した。その際に使っていたのがスリングである。~

スリングというとY字状の棒の先端にゴム紐等を括り付けて、引っ張った紐の弾性を利用して物体を発射するスリングショットを思い浮かべてしまうが、~
ダビデの時代に使用されていたのは紐の中心部に石を設置し、二つに折り畳んだ紐を振り回し遠心力を使って投げる紐投石器である。~
遠心力を使えるため運動エネルギーを発生させやすいが、正確に命中させるには石を飛ばすタイミングを計る高い技量が必要となる。~
ダビデの時代に使用されていたのは紐の中心部に石を設置し、二つに折り畳んだ紐を振り回し遠心力を使って投げる投石紐である。~
紐の長さによって速度を上昇させられ遠心力を利用できるため運動エネルギーを発生させやすいが、正確に命中させるには石を飛ばすタイミングを計る高い技量が必要となる。~
にも拘らず、やたら高い器用さ,命中補正があり、祝福までついているのは某神の加護ということか。~

[[★バック郷のスリング>アーティファクト/バック郷のスリング]]と比較しても遜色ない火力を誇るが、射撃武器全体としてはいまいちだし、あちらに比べるとアクセサリーとしては微妙。~
巨人スレイも仮想敵がほとんどいない。~
器用さ、透明視など序盤には嬉しい能力補正と生成レベルと希少度の低さが差別化ポイント。ライバルは生成レベルと希少度が同じな[[★森の狩人ロビンフッドのショート・ボウ>アーティファクト/森の狩人ロビンフッドのショート・ボウ]]。~

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