キャラメイク時のオートローラーについて解説する。
キャラクターを生成するとき、腕知賢器耐魅の6つの能力値はダイス(5+d3+d4+d5)で決められる。
しかし、一度振りでは悲惨な能力が出てしまうので、振り直しが*何度でも*認められている。
人力で振りなおすことも可能だが、条件を満たすまで自動的に振り直させることが可能である。
このシステムがオートローラーである。
出目が高すぎる場合(合計87以上)も却下されるため、適切な条件を定めることが重要となる。
前述の通り、能力値決定ダイスは(5+d3+d4+d5)である。
つまり各能力値を8-17の範囲で決定する。
プレイヤーが定めた下限を下回れば処理を止めて最初からやりなおす。
6能力が全て決定したあと、合計値が87以上ならばやはり最初からやりなおす。
合計値86とは、17-9-9-17-17-17のように振ると丁度使い切る値である。
ただしこの値に決まる確率は1000万分の1未満であるため、各々のPCの性能に合わせて適当に止まりやすい値まで下げると良いだろう。
筆者の環境では17-8-8-17-17-15のように4ポイント程度余裕を持たせると高速に決定されるため、これを愛用している。
この値を元にオートローラー設定の例を示す。
職業 | 腕力 | 知能 | 賢さ | 器用 | 耐久 | 魅力 |
脳筋 | 17 | 8 | 8 | 17 | 17 | 15 |
デュアル(知能) | 17 | 15 | 8 | 17 | 17 | 8 |
デュアル(賢さ) | 17 | 8 | 15 | 17 | 17 | 8 |
メイジ | 17 | 17 | 8 | 15 | 17 | 8 |
吟遊詩人 | 17 | 8 | 8 | 15 | 17 | 17 |
余りを2ポイントにしても長くとも数分で終わるので初期能力を追い求めるならこちらをお勧めする。
脳筋は魔法を持たない戦士・アーチャー・スナイパー・忍者・騎兵・鍛冶師・狂戦士など。純術士はメイジ・ハイ=メイジ・スペルマスター・青魔道師・鏡使いなど。デュアルは上記以外の近接も魔法や術も行使する職を指す。
ただしハイ=メイジでも領域によってはデュアル(知能)に属するなど例外もあるため想定するプレイスタイルによって決めると良い。
職業 | 腕力 | 知能 | 賢さ | 器用 | 耐久 | 魅力 |
脳筋1 | 17 | 8 | 8 | 17 | 17 | 17 |
脳筋2 | 17 | 17 | 8 | 17 | 17 | 8 |
脳筋3 | 17 | 11 | 11 | 17 | 17 | 11 |
デュアル(知能) | 17 | 17 | 8 | 17 | 17 | 8 |
デュアル(賢さ) | 17 | 8 | 17 | 17 | 17 | 8 |
デュアル(魅力) | 17 | 8 | 8 | 17 | 17 | 17 |
純術士1 | 17 | 17 | 8 | 17 | 17 | 8 |
純術士2 | 17 | 17 | 8 | 8 | 17 | 17 |
混沌の戦士 (守護悪魔がステシャッフル持ち) | 15 | 14 | 14 | 14 | 15 | 14 |
オートローラーの下限を設定する場面で、左側に能力の基本値、右側に種族職業性格の補正込みの値が表示される。
先程から議論している17だの合計値86だのはあくまで左側の基本値に対する話である。
右側を17に合わせたりすると凄く損をするので注意。(この症例は残念ながら非常に頻繁に報告されている。)
変愚蛮怒の能力値は*上がりにくい*。
2レベル毎のランダム上昇、10レベル毎の任意上昇、そして能力値上昇薬(無駄に出にくい!)のみである。
それだけ初期能力値は重要なのだ。
うまく割り振って快適な鉄獄ライフを楽しんでほしい。